あまり時間がないのでここだけ更新しています。
その日書いた分をまとまりなく記事にしています。
ある程度まとまったらHTMLにする予定です。
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もう寝ないと明日がつらい
今日までに書いた分の最後の方を続きに
今日までに書いた分の最後の方を続きに
考えなければならないのは、今後の身の振り方。
当初の目的は消えた。あの死体を回収するのは、多分もう無理。人に見つかってしまった。しかもあーちゃんにだ。彼女はわかっててあんなメールを送ってきたんだろう。幼馴染な彼女は、当然おれの本質を知っているんだから。
この件については白を切ろう。おれがやったっていう証拠は残してないし、あれだけ焼けた死体から身元の判明は不可能だ。あんな状態じゃ親兄弟でも見分けはつかない。元より被害者はほとんど身寄りも残ってないはずだし、行方不明になって久しいが捜索願は出されていない。わざわざ触れに行かない限りは、おれは安全圏にいる。
で、あーちゃんがあの死体を警察に持ち込むのも考えられない。自身の後ろ暗い趣味のために。しかしまた死体遺棄癖が出て、あの炭を細切れにして町内あちこちへ撒いてしまうかもしれないが、そうなったとしても殺害の容疑者は彼女になるだけだ。おれには関係がない。今となっては赤の他人のおれに、露ほどの容疑もかかりはしない。
仕方がない。この件は放置しよう。
犯罪者にはなりたくないのである。
じゃあ、次はどうしようか。
まず二つ、ある。
尻尾を巻いて逃げるか、否か。
逃げるほうが安全だ。犯人の――ここのところの一連の猟奇殺人事件の犯人の視界に、今のところおれは入っていないようだ。いずれ見つかるだろう。おれは隠れていない。
犯人はおれをどうするだろうか?
恐らく、まずは笑顔で近づいてくるだろう。奴は至極間抜けな変態で、欲望に忠実に生きている。奴は喜んでおれの方へ近づいてくるだろう。未だ、おれが奴の所有する愉快なおもちゃのままだと思っている。そのはずだ。
不快だ。反吐が出る。
おれは死体を拾うためだけに戻ってきたんじゃない。
あの糞野郎を始末するために戻ってきたんだ。
そのために死体は必要だった。奴を追い込むために、その死体は無残な生前の姿のままでないとだめだったんだ。
当てが外れたんだ。うまくやるための。世間を裏切らないようなやり方を考えていた。
別に、感情の赴くままに、と何の制限もなくやれるのなら、なんだってやってやる。刃物だろうが、鈍器だろうが、銃器だろうが、薬物だろうが、素手であろうが、なんでもいい。なんでもいい。どれも生々しい妄想として頭の中で繰り返した。結末には、腹の底から大声で笑いたくなる。
でもそれって現実だと犯罪だから。
仕方がない、と、踏みとどまるしかない。
だからおれは上手く世の中で認められている範囲内で、少なくとも明るい場所ではその規律の中で動くしかない。
犯人は、おれの裏切りを知ったら――まあ、ただでは済まないだろう。ただでは済まない、と言うだろう。
おれが奴を呪っている事実に面食らって、恐らく正当防衛的な反抗を試みるだろうから。
一旦逃げた方が得策か、と考えるのは、恐怖心の現れか。
当初の目的は消えた。あの死体を回収するのは、多分もう無理。人に見つかってしまった。しかもあーちゃんにだ。彼女はわかっててあんなメールを送ってきたんだろう。幼馴染な彼女は、当然おれの本質を知っているんだから。
この件については白を切ろう。おれがやったっていう証拠は残してないし、あれだけ焼けた死体から身元の判明は不可能だ。あんな状態じゃ親兄弟でも見分けはつかない。元より被害者はほとんど身寄りも残ってないはずだし、行方不明になって久しいが捜索願は出されていない。わざわざ触れに行かない限りは、おれは安全圏にいる。
で、あーちゃんがあの死体を警察に持ち込むのも考えられない。自身の後ろ暗い趣味のために。しかしまた死体遺棄癖が出て、あの炭を細切れにして町内あちこちへ撒いてしまうかもしれないが、そうなったとしても殺害の容疑者は彼女になるだけだ。おれには関係がない。今となっては赤の他人のおれに、露ほどの容疑もかかりはしない。
仕方がない。この件は放置しよう。
犯罪者にはなりたくないのである。
じゃあ、次はどうしようか。
まず二つ、ある。
尻尾を巻いて逃げるか、否か。
逃げるほうが安全だ。犯人の――ここのところの一連の猟奇殺人事件の犯人の視界に、今のところおれは入っていないようだ。いずれ見つかるだろう。おれは隠れていない。
犯人はおれをどうするだろうか?
恐らく、まずは笑顔で近づいてくるだろう。奴は至極間抜けな変態で、欲望に忠実に生きている。奴は喜んでおれの方へ近づいてくるだろう。未だ、おれが奴の所有する愉快なおもちゃのままだと思っている。そのはずだ。
不快だ。反吐が出る。
おれは死体を拾うためだけに戻ってきたんじゃない。
あの糞野郎を始末するために戻ってきたんだ。
そのために死体は必要だった。奴を追い込むために、その死体は無残な生前の姿のままでないとだめだったんだ。
当てが外れたんだ。うまくやるための。世間を裏切らないようなやり方を考えていた。
別に、感情の赴くままに、と何の制限もなくやれるのなら、なんだってやってやる。刃物だろうが、鈍器だろうが、銃器だろうが、薬物だろうが、素手であろうが、なんでもいい。なんでもいい。どれも生々しい妄想として頭の中で繰り返した。結末には、腹の底から大声で笑いたくなる。
でもそれって現実だと犯罪だから。
仕方がない、と、踏みとどまるしかない。
だからおれは上手く世の中で認められている範囲内で、少なくとも明るい場所ではその規律の中で動くしかない。
犯人は、おれの裏切りを知ったら――まあ、ただでは済まないだろう。ただでは済まない、と言うだろう。
おれが奴を呪っている事実に面食らって、恐らく正当防衛的な反抗を試みるだろうから。
一旦逃げた方が得策か、と考えるのは、恐怖心の現れか。
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